きょうの一枚

金曜日, 2月 12, 2010

トップニュース - au one ニュース

「恋人捜して」 ツイッターの捜索願で騒動 警察は困惑
2月12日(金) 17時00分配信 朝日新聞

 恋人の男性が行方不明。情報ください――。140字以内の「つぶやき」をインターネットで発信する「ツイッター」で先月、こんな「捜索願」が駆けめぐった。家族から本物の捜索願が出された地元の警察署には、つぶやきを見たユーザーから真偽を確かめる電話が昼夜を問わず殺到。「恋人」は無事に見つかったが、署の幹部は「業務妨害になりかねない」と、新しいネットサービスが引き起こした騒動に困惑している。  「1/18正午頃より行方不明。男性。背は180センチぐらい、やせ形。長めの黒髪。眼鏡をかけてる。三重県伊勢市から四日市方面に移動。自殺するつもりのようです」  1月18~20日ごろ、ツイッターでこんなつぶやきが駆けめぐった。もともとの発信者は行方不明者の恋人の女性と見られる。多くのツイッターの利用者がこのつぶやきを引用してさらにつぶやいた。そのため、ねずみ算式に情報がネット上で共有された。「みつかりますように」「さがしてみたけどいなかった」などの反応もあれば、「デマでは」と疑う声も。  一方、家族からの捜索願を受理した伊勢署(同県伊勢市)には「ツイッターに書いてあるのは本当なのか」といった電話が相次いだ。女性はツイッターからリンクさせたブログで「何かあれば伊勢警察署へ」と書き込んでいたからだ。  ツイッターを見ていない署員らは「何で知っているのか」と慌てた。捜索願を受理した場合、まず非公開の捜索が原則だ。今回の件も公表していなかったため、「お答えできません」としか言えなかった。  同署の幹部は「女性はわらにもすがる思いだったかもしれないが、電話の対応に追われると、特に休日や夜間の当直態勢の時は事件、事故の対応にも支障が出かねない。今後こういうことが増えると思うと、先行きが不安だ」と話す。  男性は1月20日、富士の樹海で静岡県警に保護された。ツイッターでは、「【速報】恋人が発見されました!」と女性がつぶやき、それが瞬く間に引用されていき騒動は収まった。  ツイッターに詳しい敬和学園大の一戸信哉准教授(情報法)はこの騒動をツイッターで眺めていた。「さまざまな現象や情報がリアルタイムで共有されると非公開捜査などに影響が出てしまうが、こうしたことを完全に回避するのは不可能だろう。ただ、共有された情報から問題が早期に解決する可能性だって十分あるはずだ」と話している。(中島嘉克)

[写真] ツイッターで「捜索願」を見た利用者が引用して発信した「捜索願」
最終更新:2月12日(金) 17時00分

Posted via web from かわいい子の画像など

0 件のコメント: